四万温泉街の中ほどにたたずむ、ノスタルジックな雰囲気のカフェ。昭和初期に建てられた建物を改装し、ゆったりとした時間と香り豊かなコーヒーをじっくりと楽しむことが出来ます。温泉マークが描かれたカプチーノはＳＮＳ映え間違いなし！？スパイシーで人気のカレーやパスタでおなかも満足、四万温泉の玄関口付近にある柏屋旅館が手掛けるおすすめスポットです。

四万温泉は今から1,000年以上も前に開かれたと伝えられ、四万（よんまん）もの病気に効くと言われたことが名前の由来だとか。今でも４２ヶ所もの源泉があり、昔から「飲めば胃腸によく、入れば肌に良い」と言われている塩化物・硫酸塩泉です。湯量も豊富で100%源泉かけ流しを提供する温泉宿も数多くあります。また日帰り温泉「清流の湯」や足湯もあるので、気軽に温泉を楽しむことが出来ますね。

「伊香保温泉石段街口」バス停を降りると、いきなり目の前に広がる立派な階段。実はあの真田幸村（信繁）の父・真田昌幸が戦いで負傷した兵士の湯治のため、温泉を効率的に配給するため作られたとか！？両脇には数々のみやげ物店や旅館が軒を連ね、眺めながら歩けば３６５段の階段も苦になりません。頂上には伊香保神社がそびえ立ち、まずはここを目指して石段を上っていくのがオススメです。

昔から親しまれてきた「黄金の湯」は鉄分を多く含んでいるので、酸化して茶色く濁った湯となります。戦国時代には戦で傷ついた兵士を癒し、明治時代にはドイツからベルツ医師を招いてヨーロッパの温泉療法を取り入れ、伊香保温泉は心身ともに健康づくりに貢献する場でした。今では全国でも有数の一大温泉地となった伊香保温泉ですが、忙しい日常からいっとき離れて、心も体も癒されてはいかがですか？

高崎駅から上信電鉄に乗り替え「上州富岡」駅へ、そこから１５分ほど歩くと、レンガ造りの大きな建物が見えてきます。明治５年（１８７２年）に操業を開始した、器械で生糸（絹糸）を作る日本史上初の大規模な工場です。大河ドラマで注目を浴びた渋沢栄一が設立に深く関わり、日本を近代化へ大きく貢献、２０１４年に世界遺産に登録されました。富岡の町のレトロな雰囲気がいたるところで感じられ、日帰りでも十分楽しめるエリアです。