西東京バス株式会社(本社:東京都八王子市、社長:越水陽太郎)では、一般路線バスでの「訪日外国人向け英語案内」を制作し、運用を開始いたします。
昨今、当社沿線においてインバウンドのお客様が増加傾向にあり、「訪日外国人のお客様へのご案内ツールが必要」という当社運転士の意見から、沿線大学の留学生の方へ監修を依頼し、このたび3種類の英語案内ツールを制作いたしました。2016年4月より本サービスの提供を順次進めております。
「ICカードのタッチもしくは整理券を取る」という乗車時の手続きについて、乗車口付近にご案内ステッカーを掲出いたします。
当社バスは「後乗り・前降り」であり、乗車時には前述の手続きが必要となるため、乗車口付近に英語表記のステッカーを掲出する事で、スムーズな乗り降りをサポートいたします。また、文字だけではなく写真を併用する事で、一目で内容が理解できるようになっております。
御岳山及び奥多摩地区等の観光地では、訪日外国人のお客様が特に増加傾向にあり、「運賃の支払方法がわからない」方のために、運賃のお支払い方法をメインとした車内ポスターを掲出いたします。
運賃をお支払いただく際、「どこで何をすればいいのか」という点を、乗車中にご案内できるよう車内ポスターを制作いたしました。また、「御岳駅~ケーブル下」の路線については、具体的な運賃額も記載し、より詳細なご案内となっております。
「英語で質問されて答えられずに困る」という当社運転士の意見から、よく質問される内容に特化したコミュニケーションボードをバス車内に携行いたします。
お客様と運転士がお互いに話したい内容を、指で差し示してコミュニケーションをとる事ができるよう、主要な質問や行き先及び回答を盛り込みました。円滑な意思疎通ができるようなボードとなっております。
また、裏面には「運賃の支払方法」及び説明の難しい「両替」について、写真と図を用いて手順をわかりやすくご説明いたします。
【参考】外国人のお客様のご利用状況について
当社沿線の観光地である御岳・奥多摩地区について、昨年のGW(4月29日~5月6日)は、御岳方面は約1万9千人、奥多摩方面は約1万6千人のお客様に当社バスをご利用いただきました。その内、外国人のお客様は約1~2割程と思われます。
八王子地区については、「サマーランド」や「陣馬山」へ行かれる方、また「夕焼け小焼けふれあいの里」のイルミネーションを見に行かれる外国人の方が、年々増加しております
2016/05/03 読売新聞に掲載されました
2016/05/23 東京交通新聞に掲載されました